アトピー改善の真実その4:アトピーの悪循環②

統計では、20代だと10人に1人の割合でアトピー患者がいるそうです。
おそらく、これを読んでくださっているご自身や、周囲の方にも、アトピー患者さんが
いるものと想像します。

 

私の場合、何かに集中しているときはそうでもないのですが、少し時間ができると、やっぱり頭や顔、首筋なんかをポリポリやってるみたいです。
あとは睡眠中。かゆくて、というよりは、掻いてる行為で目が覚めることもしばしばあります。

 

ここで「ん?」と思ってくれた方、すごく鋭いです。あえてこんな書き方をしたのですが・・・。お気づきでしょうか。

 

そう、「首筋なんかをポリポリやってる『みたい』
自分の行動なのに、わかってないの?・・・そのとおりです。

 

アトピー患者が体を掻いているとき、私の経験上ほぼ「無意識」です。体を掻いている自覚すらありません。でも、そのとき掻く範囲とか時間は、必要最小限に留めているはずです。

 

それはなぜか? 「掻く行為が目立つことはわかっているから」なんです。

 

アトピー患者が後ろ指をさされることは非常に多いです。掻く行為がすごく目立つから。いつも不潔にしているイメージがあるから。洋服にフケがついてしまったりすることもありますしね・・・。私自身、「あの人はいつも頭を掻いてばかりで気持ち悪い」なんて心ないことを、思い切り聞こえるように言われたことが、何度もあります。

 

もし、「アトピー患者は不潔だからかゆいんだ」という認識の方がいたら、私は声を大にしていいます。

 

「その認識は根本から間違っている!」

 

逆ですよ! ほとんどのアトピー患者さんは、皮膚のケアにかなりの時間を割いています。皮膚の状態も、かなり清潔に保っています。風呂上がり、何十分もかけて保湿剤やステロイド剤等々を体に塗り、皮膚が感染しないように気をつけています。

 

でもかゆいんです。どうしようもないほどかゆい。

 

これを読んでくれた方で、周囲にアトピー患者がいらっしゃるなら、
いくつかお願いしたいことがあります。(次回へ続く)