アトピー改善の真実その6:薬が変わりました

アトピー患者のみなさま、お疲れ様です。

先日、「私が受けている治療」と題して、今使っている薬を書きましたが、今回薬が変わりました。

 

アトピー改善の真実その2:私が受けている治療 - kogetakkunのブログ

 

というのも、世間で花粉症が騒がれているこの時期、なぜか私のアトピーは一気に悪化してしまうのです。季節の変わりまで体調が影響を受けているとか、何かストレスを抱えているのかとか、病院で言われましたが、正直なところよくわかりません。どっちもあるような、ないような・・・。

 

こんな感じで薬が変わっています。

ステロイド外用剤

 ロコイド軟膏0.1%(Medium)→リンデロンV軟膏0.12%(Strong) に変更

 

からだ全体

ステロイド外用剤のデルモベート軟膏0.05%(Strongest)が追加

→保湿剤のプロペトとの混合剤です

 

内服薬

プレドニゾロン錠5mg「タケダ」 1日2錠×2回(朝・昼) が追加

ステロイド内服薬です

 

病院では「今現在の症状をとりあえずガツンと抑えて、楽になろう」と言われました。プレドニゾロンは、症状を見ながら徐々に減らしていくそうです。

 

 

アトピー改善の真実その5:アトピーの悪循環③

(前回の続き)お願いというのは、他でもありません。

1 アトピーで掻いてる人に「掻くな」と言わないであげてください

これ、けっこうキツいんです。もちろん、そう言ってくれる人は、本人のためを思って言ってくれているんだと思います。

でも、ちょっとだけ考えてみてください。同じアレルギー疾患である「花粉症」の人に、「くしゃみをするな」「鼻水を出すな」なんて言う人はいないでしょう?むしろ、「うわー、大変だね」って同情したくなりませんか?

花粉症の方にとってくしゃみや鼻水が特徴的な症状であるように、アトピーでは湿疹やかゆみといった「特徴的な」症状が出ます。ところが、アトピー患者に対する視線は結構厳しいです。

前回書いたように、アトピー患者が掻いているとき、ほとんどが「無意識」「無自覚」です。そんなときに「ほら、掻いちゃダメ!」みたいなことを言われると、結構ストレスを感じます。結果、余計にかゆくなってしまったりします。

2 余裕があるなら、気が紛れるような話題を振ってあげてください

今やってることがうまくいってない、考え込んでいる、そんなとき、アトピー患者は掻いてしまいます。そこで、それがうまくいくようなこと、または、気が紛れるようなまったく関係のない話題、こういうことを言ってくれると、かなり助かります。話しかける人の心に余裕があるときだけでOKです。余裕がないときは、そっとしてあげてください。


少々身勝手なお願いかもしれません。でも言えることは、
アトピー患者は、掻く行為が周囲に不快感を与えていることを知っています
・そして、そんな周囲からの視線をとても気にしています
・また、周囲にできるだけ不快感を与えないよう、全力で努力しています


それでもかゆい! どうしてもかゆい!
アトピー患者の戦いは日々続いています。

少し熱く語りすぎてしまいました。

でも、どうしてもこのことが言いたかったです。

私自身、アトピーが原因で、これまでたくさんの偏見、差別を経験しました。
少しでもこの文章が、アトピーアトピー患者の理解につながることを祈って・・・。(了)

アトピー改善の真実その4:アトピーの悪循環②

統計では、20代だと10人に1人の割合でアトピー患者がいるそうです。
おそらく、これを読んでくださっているご自身や、周囲の方にも、アトピー患者さんが
いるものと想像します。

 

私の場合、何かに集中しているときはそうでもないのですが、少し時間ができると、やっぱり頭や顔、首筋なんかをポリポリやってるみたいです。
あとは睡眠中。かゆくて、というよりは、掻いてる行為で目が覚めることもしばしばあります。

 

ここで「ん?」と思ってくれた方、すごく鋭いです。あえてこんな書き方をしたのですが・・・。お気づきでしょうか。

 

そう、「首筋なんかをポリポリやってる『みたい』
自分の行動なのに、わかってないの?・・・そのとおりです。

 

アトピー患者が体を掻いているとき、私の経験上ほぼ「無意識」です。体を掻いている自覚すらありません。でも、そのとき掻く範囲とか時間は、必要最小限に留めているはずです。

 

それはなぜか? 「掻く行為が目立つことはわかっているから」なんです。

 

アトピー患者が後ろ指をさされることは非常に多いです。掻く行為がすごく目立つから。いつも不潔にしているイメージがあるから。洋服にフケがついてしまったりすることもありますしね・・・。私自身、「あの人はいつも頭を掻いてばかりで気持ち悪い」なんて心ないことを、思い切り聞こえるように言われたことが、何度もあります。

 

もし、「アトピー患者は不潔だからかゆいんだ」という認識の方がいたら、私は声を大にしていいます。

 

「その認識は根本から間違っている!」

 

逆ですよ! ほとんどのアトピー患者さんは、皮膚のケアにかなりの時間を割いています。皮膚の状態も、かなり清潔に保っています。風呂上がり、何十分もかけて保湿剤やステロイド剤等々を体に塗り、皮膚が感染しないように気をつけています。

 

でもかゆいんです。どうしようもないほどかゆい。

 

これを読んでくれた方で、周囲にアトピー患者がいらっしゃるなら、
いくつかお願いしたいことがあります。(次回へ続く)

アトピー改善の真実その3:アトピーの悪循環①

さて今回は私の現状について・・・

 

風呂場でシャワーを頭から浴びますが、そこで・・・
「・・・痛い痛い! 湿疹がしみる!」

 

でもその痛みが治まってくると、今度は・・・
「うわ、頭がかゆい!・・・やべぇ、掻きだすと止まらん!」

で、頭をボリボリ掻いてしまい、またシャワーがしみて・・・の悪循環です。

ちょっと調べてみると、なぜアトピーがかゆいのか、そのサイクルがこんな風に説明されてました。

 

つまり、

①炎症が起こる

②炎症が起こった部分がかゆくなる

③掻き壊してしまう

④掻き壊したところは皮膚バリアが壊れ、細菌に感染しやすくなってしまう

この①~④のサイクルを繰り返し、どんどんひどくなるわけです。

 

「じゃあ掻かなきゃいいじゃんか」と言う声が聞こえてきそうです。
実際私も何度言われたことか・・・。

 

でも、ちょっとだけ考えてみてください。

蚊に刺されたとき、思わず掻き壊しちゃう人、けっこういませんか?

かゆみって、すごく不快ですよね。蚊に刺されただけでも掻き壊してしまうのに、アトピーの場合、それが全身に起こります。

我慢なんてできるはずがないんです。

アトピー改善の真実その2:私が受けている治療

特に新しい治療法というわけではなく、おそらくアトピー治療としては
極めて一般的なものだと思いますが、参考のために書いておきます。

1 頭

①デルモベートスカルプローション0.05%:ステロイド剤(強さ:Strongest)

②ナジフロキザシンローション1%:抗菌剤


2 顔面
①モイゼルト軟膏1%:抗炎症作用
ヒルドイドソフト軟膏0.3%:保湿作用
③ロコイド軟膏0.1%:外用ステロイド剤(強さ:Medium)
④テラ・コートリル軟膏:抗生物質が配合された外用ステロイド

①と②は薬局で混合してくれたものを使います。これをベースに顔全体に塗り、
さらに顔の赤いところに③、湿疹(特に掻破したところ)に④を塗っています。


3 からだ全体
ヒルドイドフォーム0.3%:保湿作用
アンテベート軟膏0.05%:抗炎症作用
③プロペト:保湿作用

②と③は薬局で混合してくれたものを使います。①は泡状(整髪料のムースみたい)で、
これをベースにからだ全体に塗り、その上から②③混合軟膏を塗ります。


4 内服薬
①ベポスタチンベシル酸塩OD錠10mg:いわゆる「かゆみ止め」
ミノマイシン錠50mg:抗生物質、抗感染症

 

以上です。月1回受診していますが、保険適用3割負担で、再診料600円くらい、
薬の値段が30日分で計4,000円くらいです。

本当は自己注射型のデュピクセントとかも試してみたいのですが、
まだまだ薬が高くて・・・。

 

アトピー改善の真実その1:頭のかゆみに悩む人への解決策

筆者は、2歳くらいでアトピー性皮膚炎と診断され、現在46歳になります。

かつては「脱ステロイド」の世論に流され、民間療法に手を出し、逆にアトピーを悪化させるという経験を、何度もしてきました。

結局のところ、現在はステロイドの外用薬(ステロイド内服はしてないです)を処方してもらいながら、症状を抑えながら日々を送っています。

しかし年齢のせいか、治療を続けているにも関わらず、最近アトピーが徐々に悪化している気がしています。

とにかく頭がかゆい!掻き始めると止まらない!頭皮がキズだらけ!

何とかならないものかとネットを探しているうちに、ふと思いつきました。

「あ、俺が実際使ってみた結果を書けば、誰かの参考になるかも」

そんな思いで始めたのがこのブログです。

頭のかゆみに悩まされている方はいっぱいいるはず。

このブログが、そんな方の一助になればと切に願います。